
GWは個人サイト改装作業やるぞォ!とか思っていたら1ミリも着手しないうちに連休が明けていました。どうして…?
5月から早くも夏のような陽気が続いていますね。今日は雨なので比較的涼しいですが。
中旬に室温32度まで到達された日には目を疑いました。仕事にまったく集中できないので、この頃はもう、暑くなりそうな日にはお弁当と仕事用PCを抱えてなるべく外に出ています。今から本格的な夏の到来が恐ろしい……。梅雨のあいだは多少なりとも過ごしやすいことを願うばかりです。
5月の振り返り
- 文学フリマ東京40出店!
- 小説「波とランプシェード」を寄稿しました
- 筑波実験植物園を練り歩き
- 魚釣り(餌をやっただけ)
- 密林の読書録
- 樹木たちの剪定
文学フリマ東京40ありがとうございました
去る5月11日は文学フリマ東京40でした。
お越しいただいた方、TL越しに見守ってくださった方、ありがとうございました!
ビッグサイト開催の文フリも2回目ということで、少しずつ慣れてきたかな?
エスカレーターから見下ろした会場がほんとに人でいっぱいで、笑いながら写真撮っちゃいました。すげえや。当日は1時間ほど買い物に外出したのですが、それでも全然回りきれなかったですね…広すぎる…(遠い目)
挨拶などで立ち寄ってくださった方にも感謝を。こちらからなかなか伺えず不義理を重ねている…
ヒィヒィ言いながら折った『本を片手に植物園 vol.1 Tokyo』は、おかげさまで当日販売分と文フリ後の通販で完売となりました。
先日またインクと紙を買い足してきたので、同仕様であと一度くらい増刷予定です。それ以降はグラフィックさんとかに発注しようかな…手製本ってめちゃくちゃ…大変!!笑
でも一回やってみたかったのでOKです。何事もやってみないと分からんね。
在庫のある既刊はそれぞれ、BOOTHと架空ストアにて通販可能です。お気軽にご利用ください〜!
短編小説「波とランプシェード」を寄稿しました
住みこみのガラス職人がひとり、曲がった腰に手をやって、ぎしぎしと鳴る階段を降りてゆく。春先の夜明けは肌寒い。身支度を整え、上着を羽織り、さて雨戸を開けようと外に出ると、軒先に女が佇んでいた。
旅とアートのWebショップ At Sea Dayさんに重ねてご依頼頂き、短編「波とランプシェード」を寄稿しました。
前作「またたくヴェールの海で」と同様に海の写真がモチーフです。こちらは春の日本海が撮影地ということで、文体やモチーフをどことなく日本文学風に寄せてみました。日頃の作風ではあまり使わない単語や形容詞を盛り込めて楽しかったです:)
「日暈」をどのように落とし込むか考えながら、大気光学現象の解説サイトや、津々浦々のガラス工房Webサイトを回ったりもして。
また、オマージュという程ではないものの、日本の海の幻想譚として、小川未明「赤い蝋燭と人魚」を執筆中は意識していました。だから本作には人魚が登場しません。久々に読み返したらしみじみと美しく怖いお話でした…。
At Sea Dayさんで販売されているアートワークをモチーフとした寄稿小説は今回で5作目となります。美しい風景の写真と共に、お楽しみいただければ幸いです。
筑波実験植物園、でかすぎる
先月の国立科学博物館附属自然教育園に引き続き、今月は筑波実験植物園に行ってきました! 前々から気になってたんだ〜!
つくば自体も初来訪でした。つくばエキスプレスが目の前で発車して20分待ちになったり、やっと駅に着いたらバスが出た直後だったり、だいぶ遠い道のりでした…笑。
写真付きの投稿いっぱい貼っちゃう。はしゃぎっぷりが如実。
到着にモタついたばかりに、だいぶ駆け足で回ることになってしまったのが心残り…。いずれまた再訪したいです…!
特に温室ね、暑くてあんまり長居できなかったからね。晩秋あたりだと紅葉も見られるかしら。
関東の植物園だと、水戸植物園公園も行きたいんですよね。ここも遠い…。。
アロハガーデンたてやま(気づいたら3月末で閉園していた千葉の熱帯植物園施設)にはとうとう行きそびれてしまったので泣、遠いからと二の足を踏まずに気になる場所にはガンガン足を運んでゆきたいものです。
ここからはゆるい近況雑談です🐈
魚釣り、餌をやっただけで終わる
梅雨に入る前にと、友人の山川夜高さん・小町紗良さんと連れ立って魚釣りに行ってきました。が。なんと私だけ釣果ゼロ!!!笑
餌だけ取られたり…ヒットしたにも関わらず釣り上げるのに失敗して逃げられたり…釣りの才能が無いッ…!! せめて一匹くらい釣りたかったぜ…。
お昼ごはんに分けてもらったニジマスの塩焼きは大変美味でした。いずれまたリベンジしたいです🐟
釣れなかったションボリはアクアパッツァにして昇華しました。
密林の本ばかり読む
樹木続編執筆に弾みを付けようと、今月は密林の小説をひたすら読んでいました。
バルガス=リョサ『密林の語り部』と、エイモス・チュツオーラ『やし酒のみ』。前者は通して読むのは十年ぶり(途中の語り部パートのみ樹木執筆時に何度か読み返していた)、後者はほぼ初読です。学生の頃に抜粋文にちらっと触れた記憶があるくらい。
ともに熱帯雨林の神話を題材としたマジックリアリズム文学でも、ラテンアメリカ(ペルー)とアフリカ(ナイジェリア)という大陸の差異が生み出す空気の違いと言えば良いのか、読み心地が全く異なりますね。『やし酒のみ』は原文の英語(ヨルバ語ベースのピジン英語らしい)を反映して、翻訳もかなり独特な文体になっているので、その辺りも大きそうかな。
『密林の語り部』の神話語りパートは、荒唐無稽でありながらも凄く読みやすいんですよ。めっちゃ整ってる。というか文章がうまい(そりゃノーベル文学賞作家だからな…)。上手すぎて若干引きずられ、樹木続編の執筆中なのにスランプ突入しかけて焦りました。
チュツオーラの『やし酒のみ』は、本国ナイジェリアでは批判も多いらしいのですが(文体がプリミティブに過ぎるとか)、神話の原液をそのまま流し込まれる感覚を味わえるのは圧倒的にこっちですね…🌴
ともあれ、『密林の語り部』は十年のあいだにマスカリータの行く末もすっかり忘れていたので、実に良い再読体験になりました。クライマックスに掛けての構成が美しいよね…。『すべての樹木は光』執筆時に影響された箇所もまざまざと見えて楽しかったです笑。
次はリョサの『緑の家』に再チャレンジしたいところ。以前に上巻半ばで挫折したので…こっちはだいぶ読みづらいんだよなぁ〜〜登場人物が多くて……またいずれ……
ウンベラータたち(四人目)
昨年に引き続きウンベラータの剪定をしました。
剪定枝は水耕栽培で発根チャレンジ。うまく行ったら挿木にして、我が家のウンベラータ四鉢目になります🪴🪴🪴🪴
百年の孤独に準えてそれっぽい呼び名もあるよ。まぁ全員同一存在だからな…。
- ウンベラータ本体(2015〜)
- ウンベラータ・ジュニア(2020〜)
- ウンベラータ・セグンド(2024〜)
- ウンベラータ・アルカディオ※仮(2025〜)new!
増え続ける一方なので、そろそろ一鉢くらいは友人宅にお裾分けしそうな機運です。
樹木続編の進捗

寄稿小説「波とランプシェード」執筆のため、5月上旬は小休止。文フリ後の中旬も体調不良であまり捗らなかったぶん、下旬に入ってからモリモリ執筆しています。
右往左往が一目でわかるコミットログだな〜!!
ひとまず今年冬の刊行を目指していますが、既に、イヤこれ無理じゃねえか感が漂ってきました(白目)。とはいえ最初から2026年を目標にするとさらにずれ込みそうだからッ…まだ諦めるのは早いッ…!!
『樹木のバカンス』はほぼ二ヶ月で3万字書けたの何だったんだ。。orz
閑話休題。
緋インコ(普通のインコとはちょっと違う、花蜜食性のインコ)やオオコウモリなど、熱帯にちなむ生きものを登場させる関係で、この頃は少しずつ動物園に足を運んでいます。東京に十年以上住んでるのに初めて井の頭自然文化園行ったよ…!
そういや、『すべての樹木は光』執筆時にも、…たしか川口のグリーンセンターだったかな?に、クジャクを見に行ったりしましたね。
来月は多摩動物公園にも行ってみようかなと思っています。