呼吸書房

竜の花嫁

書籍情報

『竜の花嫁』表紙イメージ

【長編小説 / 新書版 / オンデマンドフルカラー表紙 / 178ページ】

どうしても死にたくない。

守り神たる竜の在る世界。
最後に捧げられたのは、村でもっとも嫌われた娘。
野火のように激しく、荒々しく、彼女は村を憎んだ。

◇ ◆ ◇

風景幻想特化のハイファンタジー小説です。
起承転結よりも、世界の在り様やひとびとの仕草、感情、日常の手仕事を愛する方に、楽しんでいただけるように思います。
ファンタジーと銘打っているものの、明確な魔法は登場しません。


<本編目次>

名もなき竜の宮Ⅰ

竜の花嫁
 一章 嫁入りの日
 二章 金の瞳、遠雷の声
 三章 雨と眠りに安らぐもの
 四章 かつて殺されたすべての私たちへ
 五章 野火迫る
 六章 竜の花嫁

名もなき竜の宮Ⅱ

なぜ、自分が殺されねばならないのか。
問うた娘に竜は答えた。

「いいや私はもう人間を喰わない。おまえは村に帰っていいのだ」

Special Thanks
表紙装画:そぞらさん https://twitter.com/r_sozora