呼吸書房

表紙写真撮影:風野湊

枯れ葉に覆われた林床の小道は先へ進むほどに細くなり、曲がりくねり、薄暗くなっていった。日光を奪いあうように樹木たちは巨大化し、はるか頭上の樹冠からこぼれる千々の光は無数の銀河を抱く虚空のようにも見えた。足元から樹冠へ至るまでの長大な距離にあらゆる緑が氾濫している。

呼吸書房へようこそ。当サイトでは、私、風野湊による作品を公開しています。
路上で出会った本棚のように、どうぞゆっくりとお楽しみください。

書斎と書店、二つの意味を持つ「書房」の名のとおり、
一部の作品は書籍化し、販売を行っています。
出店イベントや委託販売先でもご購入頂けます。

update:
2025.12.25 イベント情報更新、寄稿小説「クリスマスを奏でた後に」追加
event:
2026.1.18 文学フリマ京都10|京都市勧業館「みやこめっせ」 1F 第二展示場 B-21 呼吸書房→Webカタログ
blog:
2026.01.31 2026年1月の活動報告(2/7更新)

book-list

書籍情報

これまでに執筆・制作した書籍の一覧です。
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人間は扉が好きだ。扉の向こうに物語を夢見る。輝かしい夏への扉、魔法の国に通じる衣装箪笥の扉、扉の先にあるかもしれない、此処とは異なるどこかの世界。そんなものは存在しないと分かっていても、夢を見ずにはいられない——いいや、違う、そんなものは存在しないと分かっているから、安心して物語を託せるのだ。もし、万が一、天文学的な確率だとしても、世界に存在する扉のどれかがランダムで異なる場所へ繋がってしまうとしたら、落ちついて風呂にも入れやしない。下着姿でくぐった脱衣所のドアが、真っ昼間のサン・マルコ広場に通じていたらどうする?

profile

自己紹介

ペンネーム:風野 湊(かざの みなと)。1990年4月29日生。旅先で猫を愛でつつ読書に耽れたら幸福。
バックパックにかならず詰めるのは、宮沢賢治詩集、長田弘紀行文、P.ロスファス『風の名前』。
執筆のお供はポメラDM20からMacBook Airに変わりました。書きつづけています。
→もっと詳しく(aboutページへ)

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