もう一ヶ月経っている!
すっかり遅くなりましたが、先月の文学フリマ東京41で無料配布したペーパーの内容を公開します。
イベント後の通販をご利用いただいた皆様の元にも同封し、事前に刷ったぶんはちょうどすべて配布することができました。受け取ってくださった皆さま、ありがとうございました!:)
近況報告のほか、『walking postcard vol.12』掲載内容、もとい『すべての木陰に歌を』第一部の内容に触れているため、未読の方はご留意ください。それではどうぞ。
こんにちは、もしくは初めまして。呼吸書房の風野湊です。
文学フリマ東京41、開催おめでとうございます!
文学フリマ東京参加に宛てて
ビッグサイト開催、未だになかなか慣れませんね…笑。広大な会場の中から呼吸書房にお立ち寄りいただきありがとうござます。すっかり秋が深まるなか、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今年は文学フリマ大阪にも秋のTAMAコミにも出展しなかったので、ほぼ半年ぶりのイベント参加となります。
近況報告
今年の夏は久しぶりに体調を崩さずに過ごせた良い夏でした。なんと早寝早起き習慣を身につけ、SUP(スタンドアップパドルボート / 巨大サーフボードの上に立って波間を散歩するやつ)にハマって月イチで海に行くという、ここ十年来で一番の夏らしい夏を送った気がします。寒くなってからはあまり早起きできてないんですが…笑。
あとは自動車学校に通いはじめたり、いろいろ初めてのことに挑んだ半年でしたね。月末の学科試験に受かれば、晴れてAT免許所持となります。ペーパードライバーにならないように頑張りたい……!
新刊について
今回の新刊は個人誌『walking postcard vol.12』です。長らく執筆中の長編『すべての木陰に歌を』(既刊『すべての樹木は光』127年後の続編)より、37000字ほどを先行掲載しています。これで全体のおよそ三分の一ですね。一部でも先に読みたいなという方に手に取って頂けたら幸甚です。
書籍版になってから纏めて読みたいという方は、どうぞご無理なく…! ほんとは2025年中に書籍として刊行したかったのですが、間にあわず申し訳ない…現在は物語の終盤を執筆中です。来年こそは刊行できればと思います。
執筆状況は毎月ブログで報告していますので、裏面記載のQRコードから覗きに来てくださいね。裏面には『すべての木陰に歌を』掲載分のこぼれ話も載せています。併せてぜひ。
今後のイベント出店は、来年一月の文学フリマ京都、および来年四月のTAMAコミを予定しています。来年五月の文学フリマ東京にも出ます。樹木続編刊行に向けて書き続けるほか、現在完売中の紀行文『旅人よ立ち止まれ』新装版も計画中です。
良き創作の日々が、互いに訪れますように。
2025.11.23 風野湊
(ブログ掲載追記:TAMAコミは早期満了のため申し込みそびれてしまいました…痛恨…!)
新刊『walking postcard vol.12』先行掲載分 『すべての木陰に歌を』第一部 こぼれ話
※掲載内容への言及、軽めのネタバレがあります。未読の方は読了後にどうぞ!
127年後の未来
これSF書かなきゃいけないんじゃないか!!と頭を抱えたこと、はたして何十回でしょうか…。名実だけ未来ってことにして、技術面や社会にほとんど変化がない形も考えたんですが、遠い未来に辿りついてしまった感がうまく出せずボツ。あとは未来の植物園におけるVR利用とか、なお残ってるアナログな水やり作業とか、網膜インプラントについて長々書いたパートも、ユハの物語にとっては枝葉なのでほぼカットしました。植物園園長のディナタと支援員のジンシャが端役なのにネームドなのは初期版の名残です。
AI周りの環境激変
『すべての木陰に歌を』を本格的に書きはじめたのは2023年末です。それまではアイデアひたすら捏ねてただけ…笑。そこから2025年に掛けて一番大きな変化があったのはやはりAI関連ですね。ChatGPTがここまで一般に普及するとは思っていませんでした。
今なら通じるかな、ということで第一部最終パートではプロンプトとかの用語もほぼそのまま出しています。百年後のAIなんて、想像もつかないくらい激変していそうではありますが、そっちに突っ込んでいくと物語がブレてしまうので現代の私たちが知るAIとあまり大差ない振る舞いをしてもらいました。とはいえ無料版の型落ちバージョンだし、きっと本来はもっと高性能なのでしょう…。
AI搭載の物質や道具が当たり前になる未来にも、人間が抱く付喪神めいた幻想は存続するのだろうなと思います。その幻と人格の語られ方は変容するかもしれないけど。
執筆中のBGM
第一部執筆時点ではSF気分に浸れる音楽を聴きまくっていました。CAPSULEとかCuusheとかsasakure.UKとか。ボカロ楽曲はSFと親和性があってありがたいです…。第二部以降は熱帯雨林全開で第一部とはガラッと雰囲気が変わるため、プレイリストも分けて全然違う音楽を聞いてます。その辺りの紹介はまたの機会に。