7月の活動報告です🌴
連日灼熱すぎて気が狂いそうな今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。熱中症などにお気をつけてお過ごしください……。
七月の振り返り
- 『百年の孤独』文庫化おめでとうございます
- 実家に子猫が来た
- 植物園の夜間公開行脚
『百年の孤独』文庫化
めでたい!!
お迎えしてきました『百年の孤独』文庫版。迫力の660ページ超だ!!✌︎('ω'✌︎ )
— 風野 湊🌿 (@feelingskyblue) June 27, 2024
行きつけの本屋さんにバーンと平積みしてあってニコニコしちゃった
最後に通読したの10年くらい前だったかなあ… pic.twitter.com/lKNhqxTsmh
読書メーターの記録によれば最後に通読したのは2012年であったようです。
当時の感想ツイートを遡ってみたら、(冒頭50ページ目あたりで)「なにが面白いのか分からん」とか言ってて、我ながら時の流れに微笑まざるを得ません。かわいいね……(?)
今はもうスルスルと、文章の快さに手を引かれて楽しく読めてしまうのですが、マジックリアリズムに頭を抱える頃がたしかに私にもあったんだよなあ…と懐かしく思い出しました。ああ、犇めく恋と性の描写に嫌んなっちゃったのもそういえばあったかな…。
十年以上ぶりの再読でも、当時強く印象に残ったシーンはかなり覚えていました。ピエトロ・クレスピの悲惨とか、レメディオスの昇天とか。結末に至る荒廃と、押し寄せてくる熱帯の蟻も。
次はガルシア=マルケスの自叙伝か、『族長の秋』を読みたいです。
ラテンアメリカ…というかカリブ海繋がりで『私が諸島である カリブ海思想入門』も併読していました。
いま読んでるのはこれ。『私が諸島である カリブ海思想入門』 面白いです pic.twitter.com/LQP9dHm65v
— 風野 湊🌿 (@feelingskyblue) July 9, 2024
シャモワゾーをちらっと読んだことあったかも…ぐらいの知識で手に取ったのですが、たいへん面白かったです。
ポストコロニアリズム、ヨーロッパによる植民地支配のあとに、西洋の言語で語り、西洋の思想や用語を取り入れること、それがどのような意味を持つのか、それに対峙するどのような思想が産まれているのか、という点が読みやすくまとめられています。
書き下ろしの、カリブ海におけるフェミニズムとクィアスタディーズの章が特に印象深かったです。おすすめ。
実家に子猫が来た
にゃーん!!!
スヤスヤネコチャン🐈 pic.twitter.com/WqZTZLGrIf
— 風野 湊🌿 (@feelingskyblue) July 14, 2024
裏庭に迷いこんできたのを保護したそうです。あらまあ〜〜〜。
爆速で人馴れしたので保護三日目に片道二時間かけて会いにゆきました。膝で寝ました。ついでにAM5時に夜泣きで叩き起こされて添い寝を要求されました。人間は幸福です。
次に会うときにはもう忘れ去られてんだろうな………(涙)
植物園の夜間公開めぐり
神代植物公園と、夢の島熱帯植物館の夜間公開に連日続けて足を運びました。
夜の温室はじめて!!!大興奮!!!!
神代植物公園の大温室夜間公開に行ってきた!!✌︎('ω'✌︎ )
— 風野 湊🌿 (@feelingskyblue) July 20, 2024
雷鳴轟きまくり、透明な天井越しに空が光りまくりで超エキサイティングでしたね 楽しすぎて温室三周しちゃったよ また行きたいです pic.twitter.com/kN1jXLb1Rb
昨日上げそびれた、夢の島熱帯植物館の夜間公開🌴
— 風野 湊🌿 (@feelingskyblue) July 22, 2024
神代植物公園よりも温室内がかなりライトアップされてて、写真撮るのが楽しかった!サガリバナは見頃一歩手前かな
見て楽しいのは夢の島、歩いて楽しいのは神代って感じでした 私は暗闇が大好きなので…笑 pic.twitter.com/nYeSH7Dbt0
特に神代植物公園は雷雨の影響で一部照明が点かなくなっており、個人的には最高でした。真っ暗な温室…めちゃくちゃ…楽しい!!!!!また行きたいですね。
ほんとは樹木続編の参考になるかな〜という算段もあったのですが、植物園が舞台になる第一章はもう書き終わっていたのでした。ちょっと表現調整に活かせるくらいかな。
樹木続編の進捗
今月の進捗でございます。極端〜〜!七月初週に第一章を書きあげられたのは良いものの、その後の第二章着手で難航している様子が見て取れます。
今回もなんだかんだ、最初に書いた導入は全ボツにして、別視点で書き直しました。なんとか離陸できたのではないでしょうか。
ちなみにボツにしたバージョンでは、サーファー…というかサーフィンが趣味の人物がメインでした。書き直したことで脇役になったものの設定は引き継いでいます。人間の身体を使いこなすひとを書きたいなぁと思っていたのでした(脇道に逸れすぎた&ちゃんと調べたら未経験で書ける気がしなくなったのでボツ)。
樹木続編、おおよそ三部構成を検討しており、第一部は章ごとに視点人物が変わります。
プロット練った私は「ナイスアイデアだぜ!!」と思っていた気がしますが、いざ書く私の方からすれば、章ごとに雰囲気や文体も変わってくるため遅筆に拍車が掛かり、涙目であります。もお〜〜。
とはいえ第一部の折り返し過ぎたってことは、夏の間に樹木続編三分の一書き終わるって計算なので(ほんまか?)、来年刊行に期待が持てそうです。がんばるぞお。
真夜中の散歩に寄せて
夜の散歩シーンを書こうとして「10代前半の子どもがひとりで気ままに真夜中の街をうろつくというのは、あまり無いのでは?」と途中で我に返りました。高校生ならともかく。
というのも、私は10代半ばのころ、たま〜に真夜中の屋外を散歩していたからなのですが……。田舎で周囲に田園しかないからこそ出来た所業でしたねこれは。
星を見るついでに自宅周辺をうろうろしたり、真っ暗な田んぼのざわめきをひたすら眺めたり、短い時間ながらも好き勝手してたっけなあ……。
思えば、『樹木』で書いた、異界がふと静かに口を開けるような感覚は、この頃の記憶とすこしばかり繋がっていたのかもしれません。