walking postcard vol.5
書籍情報
【個人連載雑誌 / 第5号 / A5 / オンデマンドモノクロ表紙 / 20P / 小部数・再販予定なし】
『walking postcard』は、呼吸書房が2018年11月から発行している小さな雑誌です。
書き手はひとまず私ひとり。
一冊の本にまとまる前の、小説や旅行記、短編や掌編、散文、詩、独り言などなどを、
旅先から送る便りのように、気の向くままに、自由に、お届けできたらと思っています。
the letter from an attic
『永遠の不在をめぐる』刊行後に執筆した即興小説を元に、掌編2本と詩を掲載。
全編改稿済み、投稿時未完だった掌編については結末を書き下ろししています。
いつか短編集に収録されることがあれば、本文は修正が入るかもしれません。
<掲載作品>
・こっちへおいで、ここに座って(掌編)
・雪原は過去がよく見える(掌編)
・歴史の白く降り積もる(詩)
the letter from my diary
出そうか出すまいか迷ったけれど、やはり形に残しておくことにする。
2022年2月24日以降の、物語にまつわる個人的な話。
この絵葉書を読んでいるあなたが、『すべての樹木は光』を読み終えているかどうか、私には知る術がない。もし未読であって、物語の展開を知りたくなかったら、本棚に仕舞っておいてほしい。
『すべての樹木は光』はユハの記憶を綴った物語だった。
ユハ以外の人物は、主に彼女の視点や伝聞を通じて描写されている。
だから、書かれなかった内面に物語の外で言及するのは、あまりフェアではない、と思う、のだけど、現実がこうなってしまった以上、少しだけなら彼も許してくれると信じて書くことにする。ニイジェの兵役忌避について。